会計事務所で働く皆様、またはこれから会計事務所で働こうと考えている皆様、こんにちは! 日々の業務、お疲れ様です。
突然ですが、皆様の事務所では会計ソフトの乗り換え、経験ありますか? もし今まさにその真っ只中、あるいはこれからという方がいらっしゃったら、きっと頷いてくださるはず。そう、会計ソフトの移行って、想像以上に大変な「大仕事」なんです。
私自身、最近とある会計ソフトから別のソフトへの移行を経験し、まさにその真っ只中で奮闘しています。今日は、そのリアルな声をお届けしたいと思います。
なぜ会計ソフトを乗り換えるのか? その裏側にある切実な理由
そもそも、なぜ大変だとわかっている会計ソフトの乗り換えに踏み切るのでしょうか? 私たちの事務所の場合、以下のような理由がありました。
機能面の限界: 既存のソフトでは、インボイス制度への対応や電子帳簿保存法への対応など、最新の法改正への対応が遅れていたり、特定の業務効率化に限界を感じていました。
処理速度・安定性: お客様のデータ量が増えるにつれて、ソフトの動作が重くなったり、フリーズする頻度が増えたりすることも、乗り換えを検討する大きな要因になります。
サポート体制: ソフト提供元のサポート体制の充実度も重要です。疑問やトラブルが発生した際に、迅速かつ的確なサポートが受けられるかは、業務効率に直結します。
コスト: 長期的に見て、ランニングコストやバージョンアップ費用が経営を圧迫する可能性も考慮されます。
お客様の利便性: クラウド会計など、お客様とのデータ連携がスムーズなソフトへの移行は、双方の業務効率アップに繋がります。
皆様の事務所でも、似たような課題を抱えているのではないでしょうか。
経験者が語る! 会計ソフト乗り換えで「ここが大変だった!」
さて、ここからは私たちが実際に直面し、頭を抱えた苦労のポイントを赤裸々にお伝えします。
1. データ移行、それは「忍耐」の戦い
一番の山場は、やはり既存データから新ソフトへのデータ移行です。
勘定科目を統一化していこう、補助科目の利便性を高めたい、税務ソフトへの連携まで考えた科目設計など、色々と試行錯誤しながら作業を進めました。
「あれ? この科目、どこに振り分けるんだっけ?」
「前はこう入力してたのに、新ソフトだとエラーが出る!」
こんな声が、事務所のあちこちから聞こえてきました(苦笑)。特に、何年分ものデータを移行するとなると、膨大な時間と労力がかかります。
しかし、地道に一件ずつ進めていくしかありませんでした。
2. 新しい操作に慣れるまでの「もどかしさ」
長年使い慣れたソフトの操作は、もはや体に染みついています。しかし、新しいソフトに変わると、入力画面の配置、ショートカットキー、レポートの出力方法など、何もかもが新鮮…いや、戸惑いの連続です。
「この機能、前はここにボタンがあったのに!」
「この処理、どうやるんだっけ…ヘルプとにらめっこする毎日です。」
慣れるまでは、一つ一つの作業に時間がかかり、もどかしさを感じることもしばしば。まるで、これまで利き手で書いていた文字を、急に反対の手で書くような感覚かもしれません。
乗り換えを成功させるためのアドバイス
現在進行形で奮闘中の私ですが、これまでの経験から「これはやっておけばよかった!」「これは有効だった!」と感じるポイントをいくつかご紹介します。
当初の目標を明確にしておく:会計ソフトを変更するにあたって、様々な狙いがあると思います。うまくいかないときに、何度も挫けそうになりました。そのたびに「目標」を思い返して、突き進みました。
社内研修の実施: 新ソフトの操作方法やよく使う機能について、社内で共有会や研修を実施するのも有効です。経験者が講師となり、Q&A形式で疑問を解消していきましょう。
ポジティブな気持ちと「休憩」も大切に: 大変な作業ですが、「これで業務が効率化される!」というポジティブな気持ちを持つことが大切です。そして、煮詰まったら適度な休憩を。
会計ソフトの移行は、決して楽な道のりではありません。しかし、これを乗り越えれば、事務所の業務効率が格段に向上し、お客様へのサービス向上にも繋がるはずです。
私たち会計事務所の職員は、このような変化にも柔軟に対応し、常に最新の知識と技術を吸収していくことが求められます。
もし今、会計ソフトの移行で悩んでいる方がいたら、ぜひ今回の記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。一緒にこの大変な時期を乗り越えましょう!
皆様の事務所では、会計ソフトの乗り換えでどんな苦労がありましたか? または、成功談があればぜひ教えてくださいね!
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